着物ドレスの椿屋です。こんにちは。
今日は、江戸中期から昭和初期までの着物のことが色々とわかる本のご紹介です。
いま読んでいる本が面白いです。
図書館でたまたま見つけたのですが、どうやら2013年に5都市(千葉・福岡・奈良・島根・群馬)の美術館で開催された『Kimono Beautyーシックでモダンな装いの美 江戸から昭和』という展覧会の図録として出版されたもののようです。
江戸時代中期から昭和時代初期に至る約200年間のきものを通史的に紹介しています。
帯や髪飾り、また絵画に見るきものの美や日本女性の美意識といったものまでもが、写真と文でわかりやすく説明されています。
図書館で何となく手に取りパラパラと見たときに、昔の着物の写真と上村松園・鏑木清方・高畠華宵といった自分の好きな画家たちの絵が一度に見られていいなあと思い、借りてきました。
さらりと眺めようというつもりでしたが、文章が興味深くてついつい読み込んでしまいます。
着物が西洋で知られるようになった流れも載っていました。
「着物」という決まったデザインの中に、染めや織りで表現される繊細な色柄は、華やかなドレスを着る文化の人々の目にさぞ興味深く映ったのだろうと思いました。
富裕層の間では、日本から渡ってきた着物を布に戻し、洋服に仕立て直すという流行が広がったこともあるようです。
「典型的な江戸後期の上流武家階級の小袖は、とりわけ女性たちに好まれた」
とありました。
制作が色々あって、返却期限までにはゆっくり読めそうにありません。
Amazonでも見つけたので買ってしまおうかなあと悩み中です。
この手の本を検索し始めると、欲しい本が次から次へと出てきて本当に悩ましいです・・・
それではまた。