着物ドレスの椿屋です。こんにちは。
今日はチェコからやってきた手作りのボタン「チェコボタン」をご紹介します。
着物を洋服やドレスにする際にいつも意識しているのは「『洋』の雰囲気に仕上げたい」ということです。
そんな想いを叶えてくれるスペシャリストな存在「チェコボタン」。
世の中には様々な種類のボタンがありますが、椿屋の一番のお気に入りはこの「チェコボタン」です。
美しいガラスに繊細な模様が魅力的な、チェコ共和国からやってきたガラスボタンです。
職人の手によって一つ一つ手作りされているのだそうです。
ボタン選びはとても楽しい時間です。
生地と同系色にしようか、それともボタンをアクセサリーのように目立たせてしまおうか…
生地が花模様だから、ボタンの柄は蝶にしようかな、鳥の方がいいかな…あれこれ楽しく悩みます。
裏を見ると手で施したとわかる彩色に、遠くの地で自分と同じように日々机に向かい機械(私はミシン)に向かい、ものづくりにいそしむ人がいるのだと、想像が膨らみます。
着物もそうなのですが、「私の手元にやってくるまでのストーリー」を感じられるものに強く惹かれます。
椿屋ではこれまでは直径2.7㎝の大きめのボタンをコートに使うのが主流でしたが、小さなボタンをワンピースやドレスに使うのもやってみたいなあと考えています。
私はこのボタンを宝物のように大事にしているのですが(最終的にはお客様の元へいきますが)、いつかこのボタンたちを作っている工場を見学しに行きたいとまで思っているほどです。
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先日、上野の東京国立博物館「春日大社 千年の至宝」展に行ってきました。
次回はそのときのことを書いてみたいです。
それではまた。