着物ドレスの椿屋です。こんにちは。
先日終了しました『音を纏う』コンサートと展示の写真をいくつか載せたいと思います。
コンサートの会場は耕心館2階のコンサートホール。
昔は養蚕業に使われていた場所なのです。
養蚕が盛んだったころに作られた着物から、今回のドレス4着を作りました。
不思議なご縁を感じずにいられませんでした。
古いものを受け継ぎ今に活かしていく、というこの建物を運営している皆さんの想いは、椿屋ともリンクしていてとても居心地が良かったです。
コンサートの第1部は、朝の教会で演奏されるような厳かな曲でした。
ドレスもそんな光景を意識して作りました。
G.F.ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op。1-12 HWV370
第一部の後半からはロマン派の曲になるので、そこに合わせてピアノの仁上亜希子さんのドレスのバックスタイルをちょっと華やかに。
第2部は華やかなイメージで。
舞踏会にいるような気分を味わって居いただけたらいいなという思いから、華やかなドレスにしました。
2曲目が椿姫の主題による幻想曲だったので、椿のお花のドレスにしました。
ちなみにバックの大きな窓から外の緑が見えるのがとても美しいのですが、コンサート本番は日が落ちてからだったので、これらの写真はリハーサル時のものです。
大きな窓の上にあるステンドグラスがまたこのクラシックの雰囲気にぴったりでした。
当日は大雨で、途中で道が冠水してたどり着けなかったというお客様も何名かいらっしゃったような状態でした。
そんな状況の中で会場に足を向けてくださったということに、大変感謝しております。
ありがとうございました!
コンサート終了後、フィギュアスケートを観ているみたいに目でも楽しめたわ!とおっしゃっていただけたり、お帰りになるお客様がみんなニコニコしていらっしゃって、『聴いて見て楽しめるコンサートにしたい』という私たちの想いがお客様にも伝わったように感じました。本当に嬉しかったです。
初めての場所で初めての試みでしたが、またグレードアップしてできたらと思っています。
郁子ちゃんと亜希子ちゃんの住むドイツでもできるといいな。
それではまた。